2/27(日)ゲスト:堀越謙三

14:00 上映『汚れた血』(監督:レオス・カラックス)
16:20 トーク

堀越謙三(ほりこし・けんぞう)
1977年にシネクラブ活動と配給業務を開始。83年にミニシアター「ユーロスペース」を開館。ヴィム・ヴェンダース、張芸謀、デヴィッド・クローネンバーグ、ラース・フォン・トリアー、レオス・カラックス、アッバス・キアロスタミらを日本に初めて配給。海外の監督を中心に製作も手がけ、『スモーク』(95)『TOKYO EYES』(98)、『ルナ・パパ』(99)、『POLA X』(99)、『まぼろし』(01)など20余作品をプロデュース。97年にNPO法人「映画美学校」を設立して代表理事を務めるほか、2005年に東京藝術大学映像研究科の立ち上げとともに教授に就任。

『汚れた血』
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1986年/125分/35ミリ/カラー
監督・脚本:レオス・カラックス
出演:ドニ・ラヴァン、ジュリエット・ビノシュ、ミシェル・ピコリ、ジュリー・デルピー
20世紀末パリ。ハレー彗星が近づくその世界では、愛のないセックスで感染する病気「STBO」が蔓延している。天涯孤独の少年アレックスは、どこか別の場所で新しい人生を送りたいと思っており、ガールフレンドのリーズと過ごす愛のひとときさえも彼には無意味だ。やがてアレックスは、亡き父親の友人の中年男マルクと美少女アンナに誘われ、脱出の為の金欲しさに犯罪に手を貸す。そしていつしかアンナを愛するようになるのだった。日本で初めて公開されたカラックス映画であり、世界中に熱狂的なファンを生み出した作品。

自分の映画との関わり方は、この作品およびこの監督との出会いが、決定づけたと言っていいでしょう。(堀越謙三)